古屋の大ブナ（綾部）
草川啓三『森の巨人たち:巨樹と出会う－近畿とその周辺の山』
滋賀・京都などにある巨木を多数紹介。
特にブナ、トチ、スギについては詳しく紹介されている。
これだけの巨木があること、そして著者がそれを現場踏査していることに圧倒される。
表紙写真は福井県美浜町、横谷川の甲森谷のカツラである。
紹介されている樹木のうち、大悲山峰定寺ちかくにある「花脊の三本杉」は、その一番高いものが62.3mと、現時点で日本一の樹高であることを林野庁が2017年11月に発表した。
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20171128000160
君尾山の大トチ（本文100頁）のほか、水源の里・古屋の大ブナ（洞峠東方）も紹介されている（本文33頁・写真30頁）。
「綾部古屋周辺はトチノキで有名だが、天狗畑の南の稜線上で思ってもみない、超弩級のブナとのうれしい出会いがあった」（同書33頁）
と記されている。
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草川啓三『森の巨人たち:巨樹と出会う－近畿とその周辺の山』（ナカニシヤ出版2017）
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